4's Factory

長年自動車と向き合ってきたフォーズ・ファクトリー代表森川が、
他では教えてくれない知って得する車の豆知識をご紹介します。

正しいタイヤ選びのコツを教えてください。

プロのメカニックとして、毎日いろいろなタイヤを見て触っていますが、どんなに車のボディや中身の整備をしても、地面と触れているのは常にタイヤなんですよね。車にどんな強力なブレーキがあったとしても、タイヤしか地面についてないのです。つまり、タイヤは車を安全に動かす上で最も重要なパーツの一つといえます。

タイヤはメーカーや価格、硬さや太さ、溝のパターンによって、とても多くの種類と特徴があります。燃費が良くなるタイヤ、雨の日でもしっかりと止まるタイヤ、ロードノイズを抑え乗り心地をよくするタイヤなど、他にも軽、コンパクトカー、ミニバンや4WD、トラックといった車種によっても選び方が変わってきます。

そのため、タイヤ選びの際は、ご自分の愛車がどんなタイプなのか、どんな運転をしたいのかを把握しておくことがタイヤ選びのコツといえると思いますよ。

お客様の使用状況や、予算に合わせて一緒に決めていきましょう。
お気軽にお声掛けください!

家でできる車の日々の安全点検の方法を教えてください。

まず、車の周りを1周してみてください。「あれ、このタイヤだけつぶれているように見える」とか、「ワイパーのゴムがびろーんとなっている」など、いろいろ気づくことがあるはずです。

特に一番わかりやすいのはタイヤ。タイヤの溝が減っていないか、空気が減りつぶれていないか、側面に傷が入ってないかなどは見るだけで分かりますよね。

次に点検して頂いたいのがエンジンがかかるまでの時間。キーを回してエンジンがかかるまでの時間がいつもと変わらないか、エンジンをかけてアイドリングや走行中にいつもと変わった音がしないかなどを見てみましょう。あとはライト類。ヘッドライト・テールランプは一人でも確認できますが、一人ではなかなか難しいのがブレーキランプですよね。これは、駐車場やご自宅の壁に車の後部をバックで近づけブレーキを踏み、バックミラーを見ましょう。壁に反射してブレーキランプが点いているか判るはずです。

少しでも気になる点があればぜひご相談を。点検だけでも大歓迎ですよ。

カタログで見た燃費と、実際に走った時の燃費に大きな誤差があるのですがなぜでしょうか?

これは多くのお客様から聞かれる質問の一つです。実際に走ってみると結構違う、なんで!? と思っちゃいますよね。

車のカタログに記載されている燃費を見ると、最近では“JC08モード燃費”(ジェイシー ゼロハチモードねんぴ)というものが掲載されています。これは、燃費を計測した際に用いた車の測定方法のことで、少し前までは“10・15モード燃費”(テン・フィフティーンモードねんぴ)という方法が測定された燃費数値がよく使われていました。

“JC08モード燃費”はこの“10・15モード燃費”より実際の使用状況に近くなっていると言われていますが、あくまでも平たんな道でその車が出せる最大の燃費なので、一般道の上り坂や下り坂、信号などでの発進、停止などが考慮されていません。そのためカタログ燃費と実際の燃費に誤差が生じているのです。運転のやり方ひとつで変わる燃費。エコドライブで燃費を最大限によくしたいですね!

燃費を上げるエコドライブテクニックを教えてください。

まず急発進・急ブレーキをやらない、車の速度をできるだけ一定に保つ、カーブなどで急に減速するのではなく、ゆっくり速度を落としてカーブを曲がりゆっくり加速する。といったように急激な速度差をなくすことが燃費向上につなげる簡単なテクニックです。

しかし、それよりも簡単なテクニックがあります! それは、タイヤの空気圧を適正値に合わせること。空気の入っていない自転車に乗ると進むのにいつも以上に漕ぐのに体力を使うように、車も空気圧が低い状態だとそれだけ燃料を使ってしまします。運転のテクニックではありませんが、意外と見落としがちな重要テクニックです! さらに、不要な荷物は載せないなど少しの工夫で燃費は上がると思いますよ。タイヤの空気圧をこまめにチェックしたり、少し時間に余裕をもって出発することなどを心がけてみましょう!

長時間の運転の際に、眠くならないための効果的な方法はありますか?

これはドライバーの方ならだれもが経験のある危険なシチュエーションですよね。先日あるテレビ番組企画で眠くならないための方法の比較をしていたのを見たのですが、その番組の中で最も有効とされたのは「自分の好きな音楽を聴くこと」でした。しかし、何をやっても効かないぐらいの睡魔に襲われることもありますよね!

私個人の意見としては、そうなる前に「すぐに車を安全なところに停めて休む!」が一番だと思います。好きな音楽を聴いてテンションを上げるのもいいですが、無理をしないことが最も大事ですね。

現在様々なホイールが出ていますが、ドレスアップ以外でメリットはありますか?

車の性能を変えるわけでもないし地面と接触する部分でもないホイール。しかし、その効果には無視できないものがあります。例えば、現在装着されているタイヤのサイズを変えずにホイール系を大きく(インチアップ)するとタイヤの厚みが薄くなります。タイヤの厚みが薄くなるとゴムがたわみにくくなるため、ハンドリング、ブレーキングがクイックになります。また、デザインにもよりますが、鉄製のホイールをアルミなどの軽い素材のホイールに変えると燃費の向上にもつながります。

ハイブリッド車用に多く出ている軽量ホイールも更なる燃費向上のためのものです。

デザイン的にも性能的にも愛車をグレードアップさせるホイール。交換の作業もすぐに終わりますのでお手軽なカスタムとしてオススメですよ。

他にもクルマのことでわからないことがあれば、
なんでもお気軽にスタッフへお尋ねください!!